ループにハマる!謎が解けるまで時間が繰り返される映画5選
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謎が解決するまで時間が何度もループしてしまう。そんな作品は多々あるが、どれも「なるほど!」と気持ちよく納得させてくれる作品が多いと私は思う。中盤までのモヤモヤがラストで一気に解消され、爽快な気分になれるとともに、劇中に散りばめられた巧妙な仕掛けに圧倒される。今回は、タイムループ系映画の中でも、人気のものをピックアップしてみた。

 
『バタフライ・エフェクト』(2004年)

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■あらすじ
日記を読み返すと、その時点の過去に戻ることができるエヴァン(アシュトン・カッチャー)。しかし、その能力のせいで幼なじみの人生を狂わせてしまったことを知った彼は、過去に戻りながら運命を変える決意をする。

過去に何度も戻り、そのときにした選択を変えていくエヴァン。誰もが一度は持ったことのある「あのときに違う選択をしておけば……」という願いを叶え、次々と運命を変えていくのだが、それは周りを不幸にするチカラもあった。本作はカオス理論のひとつ、バタフライ効果(力学系の状態にわずかな変化を与えるかどうかで、状態が大きく変わる現象)をテーマに作られた作品。練られた脚本と、衝撃的なストーリーラインが魅力的。
 
 
『ミッション:8ミニッツ』(2011年)

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■あらすじ
シカゴ行きの通勤列車の中で目を覚ましたアメリカ軍のエリート大尉、スティーブンス(ジェイク・ギレンホール)。話しかけてくる女性クリスティーナ(ミシェル・モナハン)に全く見覚えもなく、自分が電車に乗った記憶もない。しかも鏡に映る自分の顔はまったくの別人だった。困惑する中、突然列車が爆発。その後、暗闇の中で目を覚ましたスティーブンスは、自分がこの列車事故を解明するために政府の極秘ミッションに選ばれていたことを知る。彼は爆破犠牲者の意識に入り込み、犯人を見つけ出さなくてはならない。何度も爆発直前の8分間に入り込み、事件の解明に挑む。

サスペンス、という一言でまとめたくない爽快感と巧妙な手口が溢れた良作。スピード感の中にラブストーリーや人間ドラマも盛り込まれており、感動とスリルを与えてくれる作品だ。ちなみに製作開始前、主演を務めたジェイク・ギレンホールは本作の監督にダンカン・ジョーンズ(デビッド・ボウイの息子)を指名。『月に囚われた男』で長編映画監督デビューを飾った彼は、本作でも見事に実力を発揮。タイムループ映画の中でも一躍有名な作品となった。
 
 
『ハウンター』(2013年)

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■あらすじ
自分の周囲で起こる出来事が毎日同じだと気づいたリサ(アビゲイル・ブレスリン)。やがて、彼女は1985年から自分が同じ日を繰り返していることに気づく。自分は呪われているのでは?そう感じた彼女は、過去について調べ始める。

タイムループ映画の中でもホラー要素たっぷりの作品。エンドレスで繰り返される毎日の中で、原因を突き止めていくまでに、かつて自分の家に住んでいた女性たちとも関わりを持っていく。独特な世界観で人気を博す鬼才、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督がメガフォンを取った本作。なんとも不思議なタイムループをぜひ体感してみてほしい。
 
 
『僕だけがいない街』(2016年)

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■あらすじ
主人公は漫画家でフリーターの藤沼悟(藤原竜也)。彼は、事件や事故の原因が解明できるまで時間がループする現象“リバイバル”の能力を持つ。何度もリバイバルを繰り返す中、何者かに母を殺害された悟は、突如18年前にリバイバルする。小学生のころに発生した自動連続誘拐殺人事件と、自分の母の死の関連性を見つけた悟は、過去と現在を行き来しながら事件解明へといそぐ。

「このマンガがすごい!」に3年連続ランクインした三部けいによる漫画を実写化。主人公を務めるのは、『カイジ』や『デスノート』、『るろうに剣心』など、漫画実写化映画に引っ張りだこの藤原竜也。謎が謎を呼ぶ展開が、後半にかけて事件解明へとテンポよく進んでいく作品。意外な犯人に「やられた!」と思うはず。
 
 
『ハッピー・デス・デイ』(2019年)

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■あらすじ
自己中で高飛車タイプの女子大生ツリー(ジェシカ・ロース)。9月18日、彼女は同じ寮に住むカーターの部屋で目を覚ます。この日は彼女の誕生日だが、二日酔いで体調不良という最悪なコンディションだった。ルームメイトのロリから誕生日のケーキをもらうが、それをゴミ箱に捨て、クラスメイトにも無愛想に振る舞うツリー。その日の夜、誕生日パーティー会場に向かっていたツリーは、不気味なマスクをかぶった人物に殺されてしまう。しかし次の瞬間ツリーはカーターの部屋で目を覚ます。日付も9月18日。ツリーは、犯人を見つけるまで “殺害される誕生日”をループしてしまう。

ゲット・アウト』や『スプリット』など新感覚ホラーを次々とヒットさせている気鋭の制作会社ブラムハウスが手がけたタイムループホラー。本作の見どころは、なんといってもツリーのビッチさ。とんでもなく性格が悪いので、誰に狙われてもおかしくないというところから、犯人を見抜いていかなくてはいけない。しかし、そのマイナスからのスタートが、より観客の興奮を引き立てる。観ていくうちに、ツリーの強さに惹かれていってしまうのだ。ちなみに2019年7月、続編が公開予定!続けて観るとより楽しめるはず。
 
 

タイムループは映画でしか味わえない感覚!

以上、謎が解けるまで時間が繰り返される映画を5作品紹介した。タイムループは小説や漫画でも描かれているが、リアルに体感できるのは映画の特権。友人との鑑賞、またはおうちデートにも最適なタイムループ映画で、ぜひ楽しく謎解きにチャレンジしてみてほしい。

Text by トキエス