センターコートに響く小さな奇跡のその先に誠実さを見た『アマンダと僕』
  • 新作
  • 特集
  • 映画

“Elvis has left the building.(エルヴィスは建物を出た)”という言葉がある。これはかのロックスター、エルヴィス・プレスリーの人気が絶頂だった頃、彼のコンサート終了後に一向に帰らない観客に対して会場側が前述のようなアナウンスをしたという有名な逸話だ。これが転じて、この言葉は“もう全くチャンスがない、絶望的な様子”を表現した慣用句となっている。この言葉を非常に効果的かつ意味深く用いて、ある家族の再生を表現した物語がある。それが『アマンダと僕』だ。

続きを読む