大塚明夫さんと山寺宏一さんが影響を受けたアーティストや映画とは?対談インタビュー【後編】
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POPLETAでは様々な業界、いろいろな業種の方に自身が影響を受けた作品や人物について話を聞いています。今回は、名作アニメや洋画吹き替えなどで活躍する名声優のお2人、大塚明夫さん・山寺宏一さん・水島裕さんの対談インタビュー後編!
3人の出会いと、影響を受けた数々の作品について熱く語っていただきました。

対談者プロフィール

  • 大塚明夫:出身地:東京都。趣味・特技:空手、茨城方面なまり。資格:牽引免許、ニ輪免許、大型免許。主な作品として、『ブラック・ジャック』ブラック・ジャック役、『METAL GEAR SOLID』シリーズのソリッド・スネーク役、『ONE PIECE』の黒ひげ役、『BLEACH』京楽春水役、『バキ』範馬勇次郎役、他多数。また洋画吹き替えでは、スティーヴン・セガール、ニコラス・ケイジなどを担当。父は声優の大塚周夫。
  • 山寺宏一:誕生日:6月17日。出身地:宮城県。声優、ナレーター、ラジオDJから映画、ドラマ、舞台など俳優としても活躍。主な出演作品として、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』加持リョウジ役、『それいけ!アンパンマン』チーズ役、『攻殻機動隊』トグサ役、『シュガー・ラッシュ』ラルフ役など多くのアニメーション作品に出演。 洋画では、エディ・マーフィー、ジム・キャリー、ブラッド・ピット、をはじめ多くの海外俳優を担当。
  • 水島裕:声優、タレント、プロデューサーとしてマルチな活動を展開。日本民間放送連盟賞(ラジオ・CM部門)や日本アニメグランプリ最優秀賞キャラクター賞を受賞。代表作はサモ・ハン・キンポー作品の吹き替え、タイムパトロール隊オタスケマン(星野ヒカル / オタスケマン1号)『六神合体ゴッドマーズ』(マーズ/明神タケル)他多数の主役を務める。TBS系列『ひるおび!』(月~金:10時25分―13時50分)では毎日ナレーションを担当中。

 

明夫さんとやまちゃん、そして裕さんとの出会い

水島:そもそもふたりの出会いはいつからですか?
大塚:俺は明確に覚えているんですけど、アニメの『装甲騎兵ボトムズ』の外伝で『機甲猟兵メロウリンク』という作品があって、その時にやまちゃんがボルフという役で入っていて。
山寺:明夫さんが僕の役まで覚えていたとは……!(驚愕)
水島:記憶がほとんどない明夫ちゃんが……!?(笑)。
大塚:だってその時に「こいつは凄い!」と本当に思ったから。
水島:やまちゃんのどこに凄さを感じたのですか?
大塚:スタジオに入って、自分と年齢が近そうな人がいるなと思っていたら、本番での入り方から終わりまで、セリフを含めて完璧にこなしていたのが忘れられない。
水島:やまちゃんは?
山寺:こまつ座の舞台で明夫さんを観ていました。僕はもともとこまつ座に憧れがあったので。すると、スタジオに明夫さんが現れて「うわぁ~! 舞台に出ていたあの人だ!」って。明夫さんはキークを演じていたのですが、凄くいい声で、しかもかっこよく演じていて……。収録後、ふたりでご飯食べに行きましたもんね。
大塚:そうそう、行ったね。
水島:お互いファーストコンタクトから印象深かったんだ。僕と明夫ちゃんは麻雀とバイク友だちかな。
大塚:吹き替えを最初にやったときに裕さんとはお会いしましたね。
水島:『ボナンザ』っていう西部劇のね。「なんか背が高いな~」っていう印象が凄くある。
山寺:2メートル超えの時ですね。新人とは思えない風格で。
水島:(笑)。やまちゃんとは最初なんだったっけ?
山寺:意外にも、現場ではそんなにご一緒していないんですよね。裕さんはそれこそ、あの水島裕さんですから、大昔から知っているわけで(苦笑)。
大塚:だって『連想ゲーム』に出ていた人だよ。
山寺:声優以外のこともいっぱいやっている先駆者ですから。「わっ、水島裕だ!」っていまでもね……。
水島:全然思ってないでしょ?(笑)。
山寺:「あっ、目の前に水島裕さんが!」っていまだってね……。

 

小学生でサッチモと尾崎紀世彦さんに夢中

水島:じゃあやまちゃんと明夫ちゃんが音楽に目覚めたというか、影響を受けたアーティストや曲はなんでしたか?
山寺:僕は小学生の頃から親と普通に演歌も聴いていたし……。『ザ・ベストテン』の世代なので、大川栄作さんや五木ひろしさんとかチャートに入ってくる人は全部観ていました。ニューミュージックもフォークも全部。
水島:初に買ったレコードは覚えてる?
大塚:俺はね、なんか本に付いていた『大魔神』のソノシートですね。
山寺:そのシリーズあったねぇ!
大塚:まあこの場合、レコードはオマケみたいなものなので、ちゃんと聴いて影響を受けたのはサッチモ(※ルイ・アームストロング)かな。
山寺:ちょっと、それいくつのときよ?
大塚:小学……6年生かな。
山寺:小学6年生でサッチモ聴いていたの!?
水島:なんか明夫ちゃんぽいな~(笑)。
山寺:僕は同じ小学6年生のときには尾崎紀世彦さんの声の張りに驚きましたね。
水島:それもまた渋いんじゃないの!?
山寺:もちろん天地真理さんや麻丘めぐみさんとかアイドルも聴いていましたが、とにかく尾崎紀世彦さんの大ファンになって、全部レコードを買っていました。
水島:尾崎紀世彦さんのモノマネもしていたの?
山寺:声変わりする前でしたけど、していました。『また逢う日まで』とか。それこそ、尾崎紀世彦さんがこの曲で日本レコード大賞を獲って、檀上でピースしたシーンでは、小学6年ながら泣いたもん。サッチモ程じゃないけど、小学生で当時尾崎紀世彦さんに夢中になっているのは僕の周りにはいなかったですからね(笑)。あと郷ひろみさんも異様に好きでした。


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