数々の人気アニメ作品でメイン役を演じる山口勝平さんが“感動に震えた作品”とは
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POPLETAでは様々な業界、いろいろな業種の方に自身が影響を受けた作品や人物について話を聞いています。第16回は、『名探偵コナン』の工藤新一/怪盗キッドや『ONE PIECE』のウソップなど、大人気キャラクターの声優として活躍し続ける山口勝平さんにインタビューしました。

対談者プロフィール

  • 山口勝平:福岡県出身。1965年5月23日生まれ。声優・舞台俳優。主な出演作:TVアニメ『名探偵コナン』工藤新一/怪盗キッド。『ONE PIECE』ウソップ。『犬夜叉』犬夜叉。『ゲゲゲの鬼太郎』一反もめん。『カミワザワンダ』ワンダ。『はなかっぱ』がりぞー。『信長の忍び』木下秀吉。映画『魔女の宅急便』トンボ。他多数。
  • 水島裕:声優、タレント、プロデューサーとしてマルチな活動を展開。日本民間放送連盟賞(ラジオ・CM部門)や日本アニメグランプリ最優秀賞キャラクター賞を受賞。代表作はサモ・ハン・キンポー作品の吹き替え、タイムパトロール隊オタスケマン(星野ヒカル / オタスケマン1号)『六神合体ゴッドマーズ』(マーズ/明神タケル)他多数の主役を務める。TBS系列『ひるおび!』(月~金:10時25分―13時50分)では毎日ナレーションを担当中。

 

“鬼退治に行くまでの桃太郎”を演じた子ども時代

水島:勝平ちゃんってどんな子どもだったの?

山口:全てが普通の子でしたが、裕さんにいま聞かれて、小学校1年の国語の授業で教科書を音読した時、感情を過多に読んだら先生に褒められたことを思い出しました(笑)。

水島:いいね~(笑)。目立つのは嫌じゃなかった?

山口:普段はおとなしいけど、クラスで出し物とかがあると積極的に出たがってはいましたね。

水島:印象に残っている出し物とか覚えている?

山口:幼稚園の時、桃太郎の劇で桃太郎の役をやったのですが、僕は桃から産まれて旅に出るまでの桃太郎という、なぜか二部構成の劇という作り込みで(笑)。

水島:園児同士が演じるなら、そんなに変わらないんじゃない?(笑)。

山口:なぜか僕はオバQの浴衣を着て桃から「オギャ~」と産まれ、「鬼退治に行ってきまーす」までの桃太郎。その後はワタナベくんがちゃんとした桃太郎の衣装で演じるという……。

水島:どんな気持ちだった?(笑)

山口:僕はオバQの浴衣で出て行ったのに、ワタナベくんはすぐに桃太郎の衣装で登場して、なんか子どもながらに納得がいかなかったですね(笑)。

水島:でも、いまの勝平ちゃんから想像すると、成人した桃太郎というよりやんちゃで活発な子ども時代の桃太郎のほうが合っていたんじゃないかな?

山口:たしかにそんな感じの園児時代だったかもしれません(笑)。

 

大好きだったアニメ声優さんとの共演で感じる思い

水島:子どもの頃はどんなアニメが好きだったの?

山口:タイガーマスク』は夢中で見ていましたね。

水島:主人公の伊達直人は富山敬さんだったけど、敬さんとは一緒にご一緒した?

山口:OVA作品で敬さんがお父さん役でご一緒させていただきました。

水島:敬さんが演じていて、大好きだった伊達直人と一緒に仕事をした時はどういう感じだったんだろう?

山口:その時の感覚っていまでもあって、『ゲゲゲの鬼太郎』でご一緒している野沢雅子さんと現場で会うたびに小さい頃から夢中になって見ていたアニメ作品に出演されていた方なので“信じられない…”といった感情がありますね。

 

野沢雅子さんの名作を継いだ『Dororonえん魔くん メ〜ラめら』

水島:小さい頃に見ていたマコさん(※野沢雅子さん)の作品では何が好きだったの?

山口:それこそあの当時のアニメは大体マコさんが主人公でしたからね……(笑)。

水島:たしかに、大体マコさんだった(笑)。

山口:なので好きとはまた違う感覚ではありますが『ドロロンえん魔くん』のリメイク版になる『Dororonえん魔くん メ〜ラめら』でえん魔くんの役が決まった時は、感動のあまり震えた覚えがありますね。

水島:えん魔くんはマコさんがやっていらしたの?

山口:そうなんですよ! 昔、マコさんから「もしかしたら私が演じている男の子役とかできるかもね」と言われた事もあったので。

水島:それを具現化したんだ!

山口:はい(笑)。

水島:素晴らしい! マコさんには「えん魔くん、マコさんから頂きました!」って言った?

山口:いやいや!(笑)。「頂きました!」とは言ってないですが、マコさんには誰よりも早く伝えたくて、情報解禁されてすぐマコさんに「えん魔くんをやる事になりました」と伝えたら「勝平がやるなら、いいよ」って言ってくださったのが嬉しかったですね。

水島:それは嬉しいよね~。そして、自分が好きだった人の役を演じられるって本当に幸せだね。

山口:本当に決まった時のあの武者震いのような感覚はいまでも覚えています(笑)。
 

山口勝平さんが書いた『Dororonえん魔くん メ〜ラめら』のPOP

 

“めんたいロック”に浸る

水島:子どもの頃はどんな音楽を聴いていたの?

山口:ピンクレディーとか西城秀樹さんとかいわゆるアイドル系から、中学生になって友だちからの影響もあってKISSとか洋楽を聴くようになりまして、そこから福岡県育ちという事もあって、もれなく“めんたいロック”を聴きだして(笑)。

水島:“めんたいロック”って、どんな方がいましたっけ?

山口:鮎川誠さんのサンハウスや陣内孝則さんのザ・ロッカーズとか石橋凌さんのARBとか……。

水島:すごいパワフルな方ばかりだね!

山口:中でもARBが特に大好きでした! あとザ・ルースターズも好きでしたね~。

水島:福岡県って井上陽水さんとかチューリップとか甲斐バンドとか、フォークソングも盛んだったよね?

山口:そうですね! ロックに行くか、フォークに行くかで分かれていた時代でもありました(笑)。

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