これぞエンターテイメント!パフォーマンスがハイレベルな映画5選
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音楽界の有名人を題材にした作品や、偉大な歌手が主人公を演じている作品など、パフォーマンスにフォーカスを当てた映画は、ときにミュージカル以上に盛り上がることも。

今回は鳥肌級のパフォーマンスが盛り込まれた映画をご紹介する。

 

『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)

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■あらすじ
世界的人気ロックバンド「Queen(クイーン)」の結成秘話と、45歳でこの世を去ったフレディの生き様を描いた伝記映画。空港でアルバイトをしていたフレディ(ラミ・マレック)は、夜な夜なライブハウスへ足を運んでいた。そんな彼は、ブライアン(グウィリム・リー)とロジャー(ベン・ハーディ)のバンドのボーカルが脱退したことを知り、自分を売り込む。圧巻の歌声を披露したフレディに、二人はノーと言えなかった。彼らは新しく加入したベースのジョン(ジョー・マッゼロ)とともに「Queen(クイーン)」を結成、1年後にはアルバム製作に取り掛かる。

 
注目したいのは、ラスト21分。20世紀最大のチャリティコンサート“ライブエイド”のパフォーマンスを徹底再現しているのだ。フレディ自身の声と、ラミ・マレックが1年かけて研究したというフレディならではの動きのクセやパフォーマンスが重なり、まさにフレディ本人が生き返ったかのよう。また、涙なしでは見られないフレディの孤独と仲間の絆にも注目だ。鑑賞時には、ハンカチ必須。「Queen(クイーン)」を知らない新しい世代の人たちにも強くおすすめしたい一本だ。

 

『バーレスク』(2010年)

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■あらすじ
アイオワの田舎からロサンゼルスへとやってきたアリ(クリスティーナ・アギレラ)は、テス(シェール)が運営するラウンジ「バーレスク」へと足を踏み入れる。そこには、きらびやかな世界が広がっていた。アリはステージに立つ目標を持ちながらウェイトレスとしてバーレスクで働くことに。そんな中、アリにチャンスが訪れる。バックダンサーが妊娠したため、代役を務めることになったのだ。さらなるハプニングで、彼女は歌声を披露することになり、観客から注目を浴びる。

 
世界的歌姫クリスティーナ・アギレラ演じるアリの圧巻のパフォーマンスが最大の見どころだ。口パクでしかパフォーマンスしなかった従来のバーレスクスタイルを壊すほどのアリの歌声に、劇中の観客同様鳥肌が立ってしまう。男も女もアリに惚れてしまうほどの力強い歌声だけでなく、大御所歌手のシェールのパフォーマンスにも注目だ。キラキラした世界を覗いて現実逃避したいという人にピッタリ。

 

『ピッチ・パーフェクト2』(2015年)

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■あらすじ
女子チームとして、初めて優勝という快挙をなしとげたベッカ(アナ・ケンドリック)率いる大学アカペラ部「バーデン・ベラーズ」。ケネディ・センターへ招かれオバマ大統領の前でパフォーマンスすることになったが、舞台上でとある恥ずかしい事件が発生。そのせいで、ツアーが中止となり、活動休止の危機に陥る。そんな彼女たちが与えられた名誉挽回のステージは、なんと世界! ドイツなどの強豪チームたちとアカペラバトルを繰り広げ、世界大会を制覇するため奮闘する。

 
前作からさらにパワーアップしたベラーズのアカペラ、そしてドイツチームのアカペラを超えた迫力満載のパフォーマンスに注目だ。また本作から、歌手としても本格的に活動している実力派女優ヘイリー・スタインフェルドが仲間入り。それぞれの個性を活かしたパフォーマンスに心躍り、誰もがノリノリになれる人気楽曲を披露しているため、思わず一緒に歌いたくなるようなシーンばかり。大学生らしい可愛いはしゃぎっぷりにも注目だ。

 

『天使にラブ・ソングを…』(1992年)

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■あらすじ
ナイトクラブの歌手であるデロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)は、愛人であるマフィアボスのヴィンスが裏切り者を抹殺する現場を目撃。命を狙われてしまったデロリスは警察の提案により、ヴィンスの裁判の日まで修道院にシスターとして匿われることに。「シスターなんて堅苦しい」と憂鬱なデロリスだったが、ある日、聖歌隊の指揮者に任命される。彼女は聖歌にクラブ調のダンスや歌い方をミックスさせ、アレンジしていく。

 
お世辞にもうまいとは言えない聖歌隊が、デロリスの手によりみるみるうちに成長していく。聖歌を派手にアレンジしていく様子はとても興味深い。また、おとなしいメアリー・ロバートが腹の底から声をだし、メインボーカルを務めるシーンには、なんだか心が震える。デロリスとシスターたちの絆も感動せずにはいられない。ちなみにリブート作品が現在進行中との噂もある。

 

『エール!』(2014年)

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■あらすじ
主人公はフランスの田舎町で暮らす高校生、ポーラ(ルアンヌ・エメラ)。彼女以外の家族は全員聴覚障害者のため、家族を支えながら生活していた。そんなポーラはある日、音楽の授業で歌の才能を認められる。そしてパリの音楽学校のオーディションを勧められるが、彼女の歌の上手さが理解できない家族はもちろん反対する。

 
注目してほしいのは、音楽授業でのワンシーン。自分が予想するよりも遥かに大きな声がでたことで、ポーラ自身が驚きを隠せなくなってしまうシーンだ。才能が溢れ出す、というのを目で確認できる素晴らしい場面である。また、オーディションのシーンでの彼女の力強く透明感のある歌声には、涙が止まらなくなってしまう。ちなみにポーラを演じたルアンヌ・エメラは、本作でセザール賞最優秀新人女優賞に輝いた。さらにデビューアルバムがフランスチャートで第一位を獲得するなど、一気に注目の的となったのだ。泣ける映画としても知られる本作。ハンカチを持って鑑賞してほしい。

 

鳥肌級の興奮を味わおう

今回ご紹介したどの作品にも言えるのは、キャストのパフォーマンスで思わず鳥肌が立ってしまうということ。そして中毒性も高く、鑑賞後はずっと彼らのパフォーマンスが脳を乗っ取ってくる。ノリノリになりたい方、しっとりとしたバラードを聞きたい方はぜひご鑑賞あれ。

 

text by トキエス