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Twitterフォロワー18万人! 声優・女優として活躍する春名風花さんの生き方に影響を与えた作品とは?
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POPLETAでは様々な業界、いろいろな業種の方に自身が影響を受けた作品や人物について話を聞いている。第5回は、Twitterで約18万人のフォロワーを擁する、声優・女優の春名風花さんに話を聞いた。

対談者プロフィール

  • 春名風花:声優・女優。主な出演作に劇場版『みつばちマーヤの大冒険』(マーヤ/主人公)、『パシフィック・リム:アップライジング』(レナータ)、劇場版『おおかみこどもの雨と雪』(荘子)などを中心に、テレビ、舞台作品にも多数出演。約18万人のフォロワーを擁するTwitterでの発言にも注目が集まっている。2018年8月、朝日新聞に寄せたコラムをもとに自身初となる絵本『いじめているきみへ』(朝日新聞出版)を発売。2001年生まれ。
  • 水島裕:声優、タレント、プロデューサーとしてマルチな活動を展開。日本民間放送連盟賞(ラジオ・CM部門)や日本アニメグランプリ最優秀賞キャラクター賞を受賞。代表作はサモ・ハン・キンポー、マーク・ハミル、ジェット・リー作品の吹き替え、『100万年地球の旅 バンダーブック』(バンダー)、『六神合体ゴッドマーズ』(マーズ/明神タケル)他多数の主役を務める。TBS系列『ひるおび!』(月~金:10時25分―13時50分)では平日毎日ナレーションを担当中。

0歳からいないいないばぁっ!に出演


水島:いつからこの業界に入ったの?

春名:芸能活動を全部含めると0歳からになります!『いないいないばぁっ!』でハイハイをしていたり、赤ちゃんモデルをしていました。

水島:0歳!? 『いないいないばぁっ!』ってワンワンをチョーさんがやっている番組だよね?

春名:そうです!ぼくが産まれた時に一緒にいた病室のママ友が子役を3人くらい育てていたらしく、「この病室で産まれた子みんなで『いないいないばぁっ!』に記念で応募してみない?」と誘われたのが最初のきっかけだったらしいです。

水島:じゃあ最初はママ友同士の記念出演からスタートしたんだね。

春名:そうです。そこで『いないいないばぁっ!』にダンスの先生がいて、母に「風花ちゃんは赤ちゃんなのに泣かないし、カメラを向けられても全く動じないから続けた方がいいよ」と言われたそうで。0歳とか1歳の時でしたね。

水島:1歳でスタッフに見極められたなら、それは才能だね(笑)

春名:そう言われて母は「このまま続けさせていたら七五三の写真とかをプロのカメラマンにタダで撮ってもらえるかもしれない」という邪な気持ちで続けさせようと、赤ちゃん役が終わった2歳の頃にモデル事務所に入れたそうです(笑)。そのあと、3歳から5歳くらいの時は子役としての仕事が毎日入っていたので、母がその送り迎えに疲れてしまい辞めさせようとしていたのですが、ぼくがその頃におばあちゃんの家で『ガラスの仮面』を読んでしまって、役者を続ける事に興味を持ってしまい……(苦笑)。

 

『ガラスの仮面』で本物の子役を目指す

水島:5歳で『ガラスの仮面』を読んでいたの……?

春名:初見は3歳の頃でした。もちろん内容をしっかりと理解していたかは覚えてはないですけど(苦笑)。

水島:じゃあかなり『ガラスの仮面』には影響を受けたんだね。

春名:そうですね。それまでの僕は結構お芝居とかをナメていた子役だったので(笑)。子役で小さい頃はとにかく“泣かなければいい”“ニコニコしていればいい”“待ち時間を耐えればいい”と覚えさせられたところがあって。

水島:たしかに撮影現場の大人達からすれば、グズられて止まってしまわないよう最初に子役に求めるのは、そこになるよね。

春名:そこが生まれた頃からやっている事だったので、当たり前のようにルーティーンになっていました。そんな時に読んだ『ガラスの仮面』の世界から、お芝居に対する物凄く熱い部分と、仕事に対する泥臭い描写を感じ読めて、本当に影響を受けました。

水島:小学校前の5歳にして!? いや~、やっぱり面白いね、はるかぜちゃんは。

春名:ありがとうございます!(笑)。それからは子役として、“ちゃんとお芝居がしたい”という気持ちが強くなりましたが、お芝居の機会はそんなにあったわけではなく、ぼくの場合は“バラエティー子役”として求められる方が多くて……。

 

初の主演舞台『TUSK TUSK(タスクタスク)』

水島:バラエティー子役として、どんな活動をしていたの?

春名:小学生になって、赤ちゃんの頃は泣かなかった事が認められていたのに「早泣き子役」としてほぼバラエティー番組を一周したり、Twitterの事が話題となってメディアに取り上げられたりで、本当にお芝居ができるようになったのはつい最近でして(苦笑)。

水島:ちゃんと子役としてお芝居をしているなと実感した作品は?

春名:声優として『エウレカセブンAO』でリュウ・インというボーイッシュな役で出演させていただいた時と『おおかみこどもの雨と雪』で壮子という主人公のクラスメイト役で出演した時からですね。もちろんその頃は役者として掘り下げて演じ切れてはいませんでした。

水島:志が高くていいじゃない。

春名:そこで人前でちゃんと演じる楽しさを最初に感じたのが『潮騒の祈り』でした。その後、すこし間が空きますが『TUSK TUSK(タスクタスク』という舞台に立てた事が大きなきっかけになりました。

水島:どういうターニングポイントになれたの?

春名:『潮騒の祈り』は朗読劇として人前に出られた事で“お芝居がしたい!”という欲が強く芽生えましたが、この『TUSK TUSK』では主演に選ばれて、しかも9歳や16歳の子どもたちが全編メインで演じるお芝居でして。内容も育児放棄された三兄弟のお話しで、この作品で演じる事に対してかなり鍛え上げてもらえました。

水島:その時はるかぜちゃんはいくつ?

春名:14歳です。あとこの作品の稽古期間中だけでしたが初めてウィークリーマンションで一人暮らしもしました!朗読劇とは違う演劇での初舞台という事もあって、「これは山籠もりをするかのような精神で臨まなくては……」という思いが強くて(苦笑)。

女性として凛々しく生きることを教えてくれた『少女革命ウテナ』

水島:でもそれだけ真摯に舞台役者を目指していたのに、自ら声優になりたくてプロダクション・エースのオーディションを受けて移籍したんだよね? そのきっかけになった作品は?

春名:『少女革命ウテナ』を見てからです!凛々しい女の子というキャラクターがまだ目新しかったというか、『美少女戦士セーラームーン』や『プリキュア』とは違う凛々しさに影響を受けて、例えば一人称を「ぼく」という部分に「女の子も「ぼく」って言っていいんだ!」と教えてくれたのが『少女革命ウテナ』でした。その世界を知って「かっこよく行きたい!」と同時に「声優になりたい!」と思うようになりました。

水島:それは影響がデカイね!凛々しい女性像なら他にも『ベルサイユのばら』のオスカルとか『リボンの騎士』のサファイヤとか……って古い?(苦笑)

春名:大丈夫です(笑)。オスカルやサファイヤは“女性だけど男として凛々しく生きる”だけど、ウテナは“女性として凛々しく生きる”なんですよね。女の子として男装をして「ぼく」というところに憧れを覚えました。

水島:なるほど、その違いは明確だね。

春名:ぼくはいろいろとやりたい事が多いので、もちろん今でも舞台にも立ちたいですし、声優としても表現をしたいので。


春名風花さんが書いた『少女革命ウテナ』のPOP

 

『それでも世界が続くなら』の詩が心に響く

水島:ちなみに音楽で何か影響を受けたアーティストや曲はある?

春名:ずっと聴いているのは谷山浩子さんですね。おそらく母からの影響とNHKの『みんなのうた』で流れた『まっくら森の歌』を聴いて好きになりました。あと中森明菜さんも好きです。最近影響を受けたアーティストですと、それでも世界が続くならのボーカルの篠塚将行さんと対談をする機会があって、もう詩だけでも心に響いて……。

水島:その詩はどこに響いたの?

春名:篠塚さんは学生時代にずっといじめにあっていたらしく、いじめとか虐待に関する詩が多くて。でもそれが鬱々としているのではなく、その時に叫べなかった事をメッセージとして伝えているところですね。

水島:それはいまいじめられている人には何か改善する糸口になっているのかもね。

春名:そうなんです。常に弱者の方に寄り添っていてくれている感じで、「一緒に戦おう」って言われているような詩で歌ってくれている方なんですよ。


春名風花さんが書いた『奇跡』のPOP

不条理な作品が好き

水島:ちなみに本で影響を受けた作品はある?

春名:ぼくの本棚には小説家の乙一さんの作品が多いですね。『死にぞこないの青』や『GOTH』といった短編をまとめた作品とか。

水島:響いたところは?

春名:不条理というか、ハッピーエンドだけでは終わらない話にですかね。

水島:不条理が……好き?(苦笑)。

春名:好きですね(苦笑)。もちろんハッピーエンドは嫌いじゃないですけど、集めている作品はハッピーエンドじゃない作品が多くなっていますね。ハッピーではないけど、主人公にとっては解決をしたという作品が多いですね。

水島:映画だと?

春名:『スキン~あなたに触らせて』ですね。身体や心が歪になってしまった人にピックアップをした作品で、それがパステルカラーでむしろ美しく描かれていて、その出演者のみなさまの人生観にも感動しました。

春名風花さんが書いた『スキン~あなたに触らせて』のPOP

 

アニメや音楽、映画に影響をうけながら、色々なことにチャレンジする春名風花さん。皆さんには人生に影響を与えた作品はあるだろうか? もしまだ出会えていない人がいたら、このPOPLETAで素晴らしい出会い、発見があるかもしれない。ぜひPOPLETAであなたの人生に影響を与えてくれるクリエイターや作品に出会えるとイイネ!


プロフィール

春名風花
声優・女優。主な出演作に劇場版『みつばちマーヤの大冒険』(マーヤ/主人公)、『パシフィック・リム:アップライジング』(レナータ)、劇場版『おおかみこどもの雨と雪』(荘子)などを中心に、テレビ、舞台作品にも多数出演。約18万人のフォロワーを擁するTwitterでの発言にも注目が集まっている。2018年8月、朝日新聞に寄せたコラムをもとに自身初となる絵本『いじめているきみへ』(朝日新聞出版)を発売。2001年生まれ。
水島裕
声優、タレント、プロデューサーとしてマルチな活動を展開。日本民間放送連盟賞(ラジオ・CM部門)や日本アニメグランプリ最優秀賞キャラクター賞を受賞。代表作はサモ・ハン・キンポー、マーク・ハミル、ジェット・リー作品の吹き替え、『100万年地球の旅 バンダーブック』(バンダー)、『六神合体ゴッドマーズ』(マーズ/明神タケル)他多数の主役を務める。TBS系列『ひるおび!』(月~金:10時25分―13時50分)では平日毎日ナレーションを担当中。

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