【復活求む!】惜しくも解散してしまったバンド|J-ROCK編
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平成初期に生まれた世代なら、青春を共にしたバンドが解散してしまった……なんて経験は山ほどあるのではないだろうか。

しかし近年、バンドの再結成ブームが続いている。ブームにあやかって、あのバンドも復活するのでは? と期待を抱くファンも多いはずだ。

そこで今回は、様々な理由で解散してしまったバンドのプレイリストを作成した。青春を振り返りつつ、もう一度大好きな音楽に触れてみよう。

 
1. 「LOVER SOUL」、「Over Drive」/JUDY AND MARY
1992年に誕生した伝説的バンド、JUDY AND MARY(以下、JAM)。ジュディマリの愛称で親しまれ、90年代のJ-POPシーンに大きな影響を与えた同バンドは、2001年3月8日の東京ドーム公演をもって解散した。

JAMの魅力といえば、YUKIの歌唱力だけでなく、メロディラインを右往左往するバックギター、絶対的な安定感を保つリズム隊による演奏にもあった。特にTAKUYAが鳴らす、時に前衛的で、時にメロディをなぞるようなギターサウンドが斬新だった。その上、女性の心をくすぐる乙女チックな歌詞だ。通信機器が発達していなかった時代の男女の絶妙な距離感、恋の衝動に駆られた女性の心理描写を独特の表現であらわしていた。これにより、日本の女性ボーカルバンドによる表現の幅をグッと広げた功績は大きい。

J-ROCK好きにとって耳馴染み深い「そばかす」や「Over Drive」はもちろん、軽快なテンポで心踊る「くじら12号」、ミドルテンポで愛しい人との夜明けをうたう「LOVER SOUL」などの隠れ名曲にも注目してほしい。

「LOVER SOUL」
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「Over Drive」
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2. 「染まるよ」、「女子たちに明日はない」/チャットモンチー
二人組バンド・チャットモンチーは、昨年11月23日にオフィシャルサイトにてラストアルバムの告知を発表。解散を示唆させた翌日、同サイト内にて【完結(解散)】を発表した。

オフィシャルサイトには以下のコメントが掲載された。《チャットモンチーという名前を脱いだ方が新しいところへいけるのではないかと思い始めました》。ファンの間では、チャットモンチーの先にある環境を見据えた上での解散ということで、前向きな決断とされている。

先述のJAMに続き、ガールズバンドの存在感に大きな発展をもたらしたチャットモンチー。解散時のメンバーは橋本絵莉子、福岡晃子の2人。2005年のデビュー時は3ピースとして活動していたものの、2011年9月のライブをもってドラム・高橋久美子が脱退。以降7年間、2人組バンドとして活動を続けた。

3ピースバンド時代に発表された「シャングリラ」「染まるよ」「風吹けば恋」などに影響を受けたガールズバンドは数えきれないだろう。リード&メロディの二役を担うギター、ボーカルの優しくて柔らかい歌声。それらを支えていたのは、独特の演奏技術を持つリズム隊だった。

歪みの効いたパワフルなベース、スカスカになりかねない構成を成り立たせた手数の多いドラム、その一体感が絶妙で、これまでのガールズバンドにはないものばかりを兼ね備えていた。

おもしろいのは、楽曲の9割以上の作曲をボーカル橋下が担い、作詞は福岡と高橋が担っていたこと。ここまで綺麗に役割分担されていながらも、曲・歌詞の世界観がチャットモンチーとして仕上がっていたのは、【バンドの理想形】とさえ思う。

だからこそ、平成を代表するガールズバンドへと成長したのかもしれない。


「染まるよ」
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「女子たちに明日はない」
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